スペインのサッカー · La Liga

スペインのサッカーのニュースや選手レビュー                                                                                      
スペイン文化センター東京

リーガ初戦、俊輔に立ちはだかるのは!?

アスレティックビルバオのホームスタジアム、サンマメス

アスレティックビルバオのホームスタジアム、サンマメス

いよいよ中村俊輔がスペインリーグでデビュー戦を飾る。
その対戦相手はアスレティック ビルバオだ。
今回はこのチームについて少し紹介したい。

ホームタウンのビルバオはバスク自治州のビスカヤ県の県都である。
スペインのバスクと言うとテロ組織のETAを思い浮かべる人も多いかと思うが、
街で危険を感じることはないし、住民もかなり親切なイメージがある。

さて、このチームは自分達を唯一無二のチームだと自称している。
その理由はLa Cantera(ラ カンテラ)の哲学だ。
カンテラとは下部組織のチームのこと、日本で言うとサテライトやユースのチームなどがこれにあたるが、
ここでの意味はバスク人のみでチームを構成して言うこと。

現在最も国際的なスポーツであるサッカーの世界でこんなチームは他にあるだろうか?

批判好きなスペイン人はバスクの良い選手を皆とって行ってしまうとか、
バスク地方以外のスペイン人も所属しているとか言うが、
全員の選手がバスク地方で人生の一部を過ごしている。

かつてフランス代表のサイドバック、リザラズが所属していたが、
彼はフランス国内のバスク地方の出身だったのでLa Canteraの哲学を揺るがすものではない。

そしてこのチームの創設は1898年、
レアルマドリード、FCバルセロナよりも長い歴史を持つクラブだ。

バスク純血主義の哲学La Cantera、そしてこの長い歴史によりこのクラブは、
地元住民から非常に愛されている。
高校生の年代の試合でも1万人ほどの観客が来ることもあるほどだ。

ホームスタジアムであるSan Mamesは地元住民に「La Catedral(大聖堂)」と呼ばれ、
Bilbaoの中心部からバスで40分ほど行ったところにあるLezama(レサマ)にあるチームの練習場は、
誰もが知っている。
ちなみにLa Canteraの哲学を貫いているだけあって選手育成には非常に熱心、
どの年代の選手達もレベルが高い。

Lezamaの練習場、見事な天然芝のフィールドが広大に広がる

Lezamaの練習場、見事な天然芝のフィールドが広大に広がる

ビルバオの人たちは男も女もAthletic Bilbaoを誇りに思っている。

自分の友人達のこんな一場面を見たことがある。
レアルマドリードファンの男性とビルバオ出身の女性のカップル、
男性はビルバオはもはやただの“古いチーム”だと言い、
それに対して恋人は、「レアルマドリードに何人のスペイン人がいるの?あれはもうスペインのチームじゃないわ。」
そんな感じでスペイン人の大好きな口論が始まる。
彼女はそんなにサッカー好きでもないのに、恋人間でそんな会話が続く。

クラブ会員数は34373人、平均観客数が33726人(lfp.esより)、アウェーで初戦を迎える俊輔が、
ビルバオのLa Catedral(大聖堂)でどんなプレーができるのか?皆さん一緒に見てみましょう!

コメントを投稿する